キャリアは年齢・役割・自己イメージで決まる

キャリア形成はライフステージ(職業的発達段階)とライフロール(役割)の両輪で形成されると提唱したスーパーのキャリア理論をご紹介します。

ライフステージ

①成長期(0~15歳)
自分がどういう人間であるかということを知る。職業世界に対する積極的な態度を養い、また働くことの意味についての理解を深める。自己像をつくりあげる。

②探索期(16~25歳)
職業についての希望を創造し、暫定的な職業について準備。またそれが生涯にわたる自分の職業となるかを考える。

③確立期(26~45歳)
必要な技能や訓練経験を得て、一定の職業に自分を方向づけ、確立した位置づけを得る。今後起こる職業移動は職業の地位や役割、雇用場所の変化が主となる。

④維持期(46~65歳)
達成した地位やその有利性を保持する。この時期は現在の地位を保持することに、より力が注がれる。

⑤下降期または解放期、衰退期(66歳~)
諸活動の衰退と退職。その後の活動や楽しみを見い出すことを考え実行する。

ライフロール

①子ども:親から保護され教育される未熟な役割。成長するにつれ徐々に離脱。
②学生:小中高、大学はもちろん、近年増えている社会人学生もこの役割を継続。
③余暇人:読書や旅行、スポーツ、交流など趣味・娯楽全般の活動が該当する。
④市民:社会の構成メンバーとして、ボランティアや地域活動など社会貢献、自己実現に取り組む。
⑤労働者:収入を得るための経済活動。アルバイトや経営者なども含まれる。
⑥配偶者:夫・妻の役割。ともに生活を送るパートナーとしての役割。
⑦家庭人:家族・世帯の一員としての役割。家庭を維持するために必要な役割を担う。
⑧親:子供に対する養育者。衣食住や生きていくための教育、サポートを担う。
⑨年金生活者:引退して公的年金に老後生活を維持する役割。

ある特定の役割のみを果たすのではなく、各ライフステージにおいて複数の役割を担います(キャリアレインボー)。

上記のように、キャリア形成は職業上の志向や能力だけで決まるのではなく、さまざまなライフロールからも影響を受け、自身のキャリアが形成されていくとされています。

キャリア形成には自己概念の確立が最も大切

さらにスーパーは、キャリア形成の根幹をなすのは、「自分は何者か?どういう存在か?」という自己イメージ(自己概念という)であり、この形成プロセスがキャリア形成であると述べました。

よりよい職業選択を行うには、自分の興味・能力・価値観を理解することが重要で、それに適合する職業を見つけることが求められます。

自分はどんな仕事をしたいのか。
自分はどんな仕事ができるのか。
自分は仕事において何を大事にしたいのか。

これが肯定的で、明確である時、自分にとって正しい職業選択を行うことができます。

そうでなければ、自分の人生はどこに向かっているのか分からなくなってしまいます。

 

自分のしたいことを見つけるためには

「何がしたいか分からない」「したいことはあるけど行動できていない」

そんな方には、知り合いのキャリアコンサルタントに相談するか、自己理解のための対話型ワークショップ「ひたじこ」をお勧めします。カウンセリングほどハードルが高くなく、雑談がてらに気軽に参加できるので、ぜひ一度覗いてみてください。

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